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イワンはかれがどのくらい仕事をしたか見に行こうとしました。
――その時急に地面がぱっとわれて紳士は中へ落っこっちてしまいました。
そしてそのあとにはただ一つの穴が残りました。
イワンは頭をかきました。
「まあ何ていやな奴だろう。また悪魔だ。大きなことばかり言ってやがって、きっとあいつらの親爺に違いない。」
とイワンは言いました。
イワンは今でもまだ生きています。
人々はその国へたくさん集まって来ます。
かれの二人の兄たちも養ってもらうつもりで、かれのところへやって来ました。
イワンはそれらのものを養ってやりました。
「どうか食物を下さい。」
と言って来る人には、誰にでもイワンは、
「いいとも、いいとも。一しょに暮すがいい。わしらにゃ何でもどっさりある。」
と言いました。
ただイワンの国には一つ特別なならわしがありました。
それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが、そうでない人はどんな人でも他の人の食べ残りを食べなければならないことです。
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