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「てっきりやりしくじったにちがいない。そうとすりゃおれがやりゃよかった。」
そこで三人の兄弟をさがしに出かけましたが、かれらは元のところには住んでいないで、めいめいちがった国にいるのがわかりました。
三人が三人とも、いい身分になって、立派に国を治めていました。
それが、年よった悪魔をひどく困らせました。
「ようし。じゃおれの腕でやらなくちゃなるまい。」
と年よった悪魔は言いました。
年よった悪魔は、まず一番にシモン王のところへ、出かけました。
しかし自分のほんとの姿ではなく、将軍の姿にばけて、シモンの御殿へのり込みました。
「シモン王様。」
と年寄りの悪魔は言いました。
「かねてお勇ましい御名前はよくうけたまわっております。つきまして、私も兵のことについてはいろいろと心得ております。ぜひあなたに御奉公申し上げたいと存じます。」
と言いました。
シモン王は、いろいろたずねてみました。
そして、かれが役にたつことがわかったので、そば近く置いて使うことにしました。
この新しい司令官は、シモン王に強い軍隊の作りかたを教えはじめました。
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