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「だがいいかね、わしが兵隊をこさえたらお前さんはすぐつれて行かなきゃいけないよ。兵隊をこっちで養うことになると、一日で村中食いつぶされてしまうからな。」
シモンは、その兵隊をみんなつれて行くことを約束しました。
そこでイワンは、こさえにかかりました。
イワンが一束の麦藁を麦打場へほうり出すと、ぽんと一隊の兵隊があらわれました。
また一束ほうり出すと、別の一隊があらわれました。
こうしてたくさん作ったので、畑中一ぱいになってしまいました。
「もういいかね。」
とイワンは聞きました。
シモンは大へん喜んで、
「いいとも、いいとも。イワンよ全くありがとう。」
と言いました。
「なあに。」
とイワンは言いました。
「もっと入るようなら、また来なさるがいい。今年は麦藁はたくさんあるし、いくらでもこさえてあげるから。」
兵隊のシモンは早速その兵隊を指揮をして、隊伍をととのえると、戦に出かけました。
兵隊のシモンが出かけてまもなく、肥満のタラスがやって来ました。
タラスは昨日のことを聞いたのです。
タラスはイワンに、こう言いました。
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