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そしてあいつ等を仲たがいさせるまでは決して帰って来るな。でないとお前たちの生皮を引むいでしまうぞ。」
小悪魔たちは早速ある沼地へ行って仕事について打合せをしはじめました。
そしてめいめいが一番割りのいい役を取ろうとしてぎろんしました。
が、とうとうくじ引で役割を決めることにしました。
そしてもし一人が先に片づいたら他へ手伝いに行くことにしました。
そこでくじ引をし、また日を決めて、だれがうまくやりとげたか、だれが手伝がほしいかを、知らせあうことにしました。
やがて約束の日が来ましたので、小悪魔たちは、沼地へ集まりました。
すると兵隊シモンのところへ行った小悪魔が、
「おれの仕事はうまくすすんで行っている。明日シモンは親爺のところへ帰るだろう。」
と口を切りました。
「どうしてそううまくやったのだ。」
と仲間が聞きました。
すると第一の小悪魔は、
「まず第一におれはシモンを大へんな向う見ずにしてやった。するとあいつは大たんになって、王様に、全世界を攻め取ってやると言ったのだ。ところが王様がそれをほんとにして、あいつを大将にして印度王征伐にやった。両軍は向い合って陣をとった。
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