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と、おばあさんは、口のうちでいいましたが、目がかすんで、どこから血が出るのかよくわかりませんでした。
「さっきの眼鏡はどこへいった。」と、おばあさんは、たなの上を探しました。
眼鏡は、目ざまし時計のそばにあったので、さっそく、それをかけて、よく少女の傷口を、見てやろうと思いました。
おばあさんは、眼鏡をかけて、この美しい、たびたび自分の家の前を通ったという娘の顔を、よく見ようとしました。
すると、おばあさんはたまげてしまいました。
それは、娘ではなくて、きれいな一つのこちょうでありました。
おばあさんは、こんな穏やかな月夜の晩には、よくこちょうが人間に化けて、夜おそくまで起きている家を、たずねることがあるものだという話を思い出しました。
そのこちょうは足を傷めていたのです。
「いい子だから、こちらへおいで。」と、おばあさんはやさしくいいました。
そして、おばあさんは先に立って、戸口から出て裏の花園の方へとまわりました。
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